あらすじ
雪が降り積もったアスファルトは、
普段より太陽を強く跳ね返している。
寒さが一段と厳しい銀世界を強く踏みしめ
いつもの喫茶店へと向かっていく少女の名前は、
なぎさ。
生まれた頃から共に育ってきた紅一に、
今日も会いに行くのだ。
春に期待して弾む会話の中、
明らかになるふたりがこれから歩んでいく道のこと。
映画やアニメのように甘くはないけれど、
不器用に悩み、
迷いながら進めたー歩はきっと、
いくつになっても忘れない一歩だ。
幼馴染の男女とそれを見守る愉快な常連客たち。
ちょっぴりほろ苦くて、ローテンポな物語が今始まる。